Value Creation & Materiality価値創造プロセスとマテリアリティ(重要課題)
価値創造プロセス
MIRARTHホールディングスグループは、不動産事業で培った3つの知見をエネルギー事業、アセットマネジメント事業にも生かし、各グループ会社が事業分野を超えたシナジーを発揮することで、「人と地球の未来を幸せにする企業」への進化を目指しています。
サステナビリティ重要テーマ
Environment
脱炭素社会の実現
再生可能エネルギーの安定供給に取り組むとともに、省エネルギー化を取り入れた環境負荷の少ない開発を目指し、気候変動問題の緩和に取り組みます。
マテリアリティ | KPI | 2024年度目標 |
---|---|---|
気候変動・脱炭素化への対応 | CO₂排出量削減率(Scope1,2および3) | 45%※1(2022年度比) |
省エネルギー化に寄与する社内の取り組み件数 | 10件 | |
リニューアル・リノベーションマンションの積極展開 | ||
再生可能エネルギーの安定供給と利用促進 | 再生可能エネルギーの総発電規模 | 780MW※2 |
環境性能認証の取得 | 5棟 | |
戸建住宅におけるZEH水準の採用率 | 100%※3 | |
新築分譲マンション事業における再エネ活用の推進 |
Governance
ガバナンスの強化
健全な企業活動を推進し、意思決定の透明性を確保することで企業の社会的責任を果たし、企業価値の持続的な向上を目指します。
マテリアリティ | KPI | 2024年度目標 |
---|---|---|
コーポレート・ガバナンスの強化 | 取締役会の実効性評価の実施 | |
クローバック条項の導入検討 | ||
リスクマネジメントの強化 | 重要リスクの検証、管理 | |
BCPのマニュアル策定 | ||
企業倫理、コンプライアンスの徹底 | コンプライアンス教育の実施 | 年3回 |
全従業員に対するコンプライアンスアンケートの実施 | 年1回 | |
内部通報制度の認知率 | 100% |
- ※1 2030年度までの中期目標として設定。
- ※2 太陽光換算によるMW数、2030年3月期までの中期目標として設定。
- ※3 断熱性能等級5級かつ一次エネルギー消費量等級6級を取得した住宅(再生可能エネルギー水準は除く)。
- ※4 優良建築物等整備事業含む。
- ※5 実施企業のみ集計。
- ※6 年次有給休暇が一斉付与の企業を対象に集計。
目標と実績
サステナビリティ 重要テーマ |
KPI | 2023年度 | |
---|---|---|---|
目標 | 実績 | ||
価値ある ライフスタイルの創造 |
ライフスタイルに対する新たなサービスの提案 | 5件 | 20件 |
海外での新築分譲マンション供給 | 3プロジェクト※1 | 5プロジェクト | |
NEBEL供給 | 3棟 | 5棟 | |
コミュニティの形成 | 再開発事業取り組み件数 | 2件 | 1件※2 |
地域社会への協賛 | 10件 | 20件 | |
取締役会実効性評価の実施 | 〇※3 | ||
コーポレート・ガバナンス体制の充実・強化 | 〇 | ||
クローバック条項の導入検討 | △※4 | ||
腐敗防止の教育・研修の実施 | △※5 | ||
人権課題に対する役員・従業員の理解促進 | 〇 | ||
不利益取り扱い発生件数 | 0件 | 0件 | |
アンケートによる内部通報制度の認知率の把握 | 〇 | ||
健康診断受診率 | 100% | 98.9% | |
ストレスチェック受診率 | 100% | 92.4% | |
有給休暇取得率 | 70% | 73.1% | |
障がい者雇用率 | 2.3% | 2.2% | |
女性管理職比率 | 9.5%※1 | 11.5% | |
出産・育児休暇の復職率 | 100% | ー※6 | |
1人当たりの研修時間 | 24時間 | 42.9時間 | |
営業スタッフアンケート満足度 | 90% | 89.9% | |
高品質で快適な 空間の提供 |
業務プロセスおよび品質基準に関する不適合件数 | 10件以下 | 0件 |
予防処置に関する共有会の実施 | 5回以上 | ー※7 | |
SQMS®マスター育成 | 2名以上 | ー※7 | |
住宅性能評価書の取得率 | 100% | 100% | |
災害度数率、休業度数率(※対象:従業員) | 0% | 0% | |
休業災害件数(※対象:従業員) | 0件 | 0件 | |
安全大会 | 年1回 | 1回 | |
特別パトロール(安全確認) | 年4回 | 3回 | |
安全衛生研修の実施回数(※研修対象:従業員) | 年2回 | 3回 | |
サプライヤー調査の結果 | Aランク取得率90% | 97.0% | |
災害度数率、休業度数率(※対象:サプライヤー) | 1.83%以下 | 0% | |
環境・文化の醸成 | CO₂排出量取得・開示 | 〇※8 | |
CO₂排出削減目標設定 | 〇※8 | ||
省エネ等級(フラット35)の認証率 | 戸建100% | 戸建100% | |
文化醸成への協賛 | 5件 | 11件 | |
ZEHマンション認証取得 | 1棟 | 1棟 | |
CASBEE認証のAランク以上取得 | 1棟 | 1棟 | |
再生可能エネルギーによる発電施設の新規稼働発電容量 | 20MW | 43MW | |
総発電規模 | 360MW※1 | 368MW | |
資源・水の定量データの取得、削減目標の設定 | 〇 | ||
BCP対策のマニュアル策定 | △※9 |
- ※1 2025年3月期の中期目標として設定。
- ※2 新規参画件数。その他、建設中・事業推進中の取り組み案件10件(優良建築物等整備事業含む)。
- ※3 外部のコンサルティング機関による社外取締役を含む全ての取締役・監査役を対象とした匿名のアンケート調査および
インタビューの実施、第三者評価を実施。 - ※4 報酬委員会にて役員報酬制度の見直しに関する検討を実施、継続検討。
- ※5 一部コンプライアンス研修にて実施。
- ※6 該当者なし。
- ※7 品質組織見直しのため未実施。
- ※8 対象範囲:Scope1、2および3。
- ※9 大地震発生等、緊急時における初動対応マニュアルの策定。
サステナビリティ重要テーマおよびマテリアリティ特定のプロセス
MIRARTHホールディングスグループは、持続可能な社会への貢献と企業価値の向上を目的に、以下のプロセスによりマテリアリティ(重要課題)を特定し、対応策を実施しています。
当社グループは社会的課題に対し、積極的に取り組むことで、持続可能な社会の実現と企業価値の向上に貢献しています。
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step1
社会課題のリスト化
ESG評価機関や市場動向の分析を基に環境、社会、ガバナンス(ESG)の観点で、社会課題を洗い出しました。
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step2
リスクと機会の特定
各課題におけるMIRARTHホールディングスグループにとってのリスクと機会を明確にしました。この分析を通じて、企業活動の中で直面する可能性のある課題とその機会を識別しました。
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step3
ステークホルダーの
影響の特定MIRARTHホールディングスグループがこれらの課題にどのように影響を受けるか、またどのように影響を与えるかを評価しました。
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step4
重要度の評価
グループ各社の経営層が出席したワークショップでの議論を経て、特に重要な社会課題を選定しました。これらの課題はMIRARTHホールディングスグループの戦略的な意思決定に直結しており、長期的な企業成長に影響を与えます。
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step5
施策の検討
重要度の高い課題に対して、リスクを軽減し、機会を拡大するための施策を検討しました。ワークショップを通じて、技術革新や業務プロセスの改善など具体的な行動計画を立案しました。
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step6
マテリアリティの特定
上記プロセスを踏まえMIRARTHホールディングスグループのマテリアリティを特定し、妥当性を検証しました。
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step7
KPIの設定
選定されたマテリアリティに基づいて、具体的な成果を測定するためのKPIを設定しました。これにより、施策の効果を定期的に評価し、持続可能な成長を実現しています。
なお、マテリアリティおよび目標・KPIの内容はサステナビリティ委員会にて承認された内容を公表しています。